レトローカル旅

レトロに出会い、地域と繋がる、最高のひとり旅

【あおもりめぐり】温泉と緑の旅②楽しい青森屋

あおもりの温泉のひとつ、「青森屋」に泊まってきました。

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そこは「青森屋」という名の通り、青森独自の魅力を全力で伝え、「あおもりらしさでおもてなしをする」熱烈エンターテイメント的パラダイスでした!全国各地の知り合いという知り合いに「青森の魅力がつまってるから泊まってみて!」と勝手に宣伝したい気分です。

 

変な時間帯にタクシーでポツンと到着したのに、女子4人の笑顔とお手振りでお出迎え。

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若い、かわいい。制服にはこぎん刺し。

チェックインのおもてなしは、リンゴの形をした八戸焼にシャイニーアップルジュース(多分)。

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フロントのパソコンにさりげなく南部菱刺しのカバーも。「地域の財産をあちこちに盛り込みまくってるなー」と早くも感心。

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フロントを抜けたところにある古民家のくつろぎを表した休憩スペース「囲炉裏ラウンジ」星野リゾート的。

 

でも「青森屋」は、このような星野的要素もありながら、地域性を表すために思いっきり振り切っているんです。

青森屋的メイン(多分)は「じゃわめく広場」。

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 この回廊を抜けると、ワクワクが始まります。

八戸の銘酒「八仙」や弘前のシードルーを気軽に試せる居酒屋がお出迎え。浴衣や作務衣で気軽に乾杯できます。

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ここを通り抜けると、大江戸温泉的パラダイス。

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金魚ねぷた弘前ねぷた、青森ねぶたの壮大な演出もありながら、浴衣どころやホタテ釣り、昭和的遊び場など楽しめる要素いっぱい。

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ショップも充実、見事に洗練されたお土産が並んでいます。青森屋のオリジナル商品もたくさんで、八戸の南部せんべいにご当地三沢のごぼうを混ぜたものも。ここまで、半ば無理矢理ご当地感を出してくれると感謝しかありません。

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夕食後にはここの広場で津軽三味線や南部民謡、知っている人は少ない五所川原生まれの「スコップ三味線」が愉しめるショーも堪能できます。わたしはかなり本格的な津軽三味線に聞き惚れ、涙しました。民謡もやっぱりいい。いいものはいい。

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回廊には「八仙」や津軽塗の作り方や様々な塗り方を紹介するショーウィンドウもあって、感動。地域の財産をきちんと伝えてくれています。

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宿泊者の大半が中国人、韓国人だったのですが

これがきっかけで「津軽にも行ってみよう」と思ったり、「八仙」を知り、海外にも広がったら、と思うと、嬉しくなりました。

 

夕食はバイキングだったのですが、郷土料理や青森の素材をふんだんに広い、提供。演出の仕方も秀逸。食べながら、楽しめる。

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スイーツに「豆しとぎ」まで。

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温泉も最高。露天風呂「浮湯」は滝を見ながら森の中にいるようで、内湯はヒバ。

ぬるぬるの泉質なので滑りやすいのが難。わたしは滑って腰にアザができました。

 

何よりおすすめしたいのは、施設内にあるけれどバスで行く「元湯」。

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トロトロのお湯で、お肌も滑らかになりそう。日帰り入浴施設にもなっていて、休憩所も落ち着く。

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ここは元々「古牧温泉」の古牧温泉ホテル。2004年の倒産後、星野リゾートが再生。

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施設、ハードは古牧温泉のままでお部屋も昭和感が否めないけれど、その分、ハートで精いっぱい補って演出して、地域の魅力を引き出して究極のおもてなしをしています。

星野系にしてはお手頃価格の青森屋、一度楽しんでみてください!