【東海道めぐり・掛川】<立ち寄り>天国のような掛川花鳥園 (前)
小田原や熱海もそうだけれど、静岡方面の駅に降り立った途端、からだもこころも安らぎ、エネルギーが補充される気分になる。東京では感じられない大きな暖かな陽の光、キラりとゆるりと光る海、偉大すぎる富士山。穏やかで自然の恵みがいっぱいで、全体がパワースポット。そんな中で暮らすひと達もこころなしか穏やか。
ことしのわたし的テーマは東海道。歴史を感じながらこの恵まれた土地をうろちょろしたいと考えています。
年が明けてからも大好きな小田原、熱海、三島あたりをぶらついていますが、気になって仕方がないところが残っていました。掛川。たいていの人はここを旅先として選ばないと思いますが、わたしには気になるところいっぱい。その最大の目的は、知るひとぞ知る、花鳥界(あるのか)では有名な「掛川花鳥園」。そこは鳥や花を愛するひとには訪れなければいけないメッカ、楽園なのです。
まずここが楽園なことのひとつは、訪れてわかったオールフリー感。籠、柵、檻といった動植物園必須の概念がほぼ皆無。
ふくろうやミミズクを籠やガラス窓なしで間近でみたことがありますか。ここでは「え、そこにいたの?」という至近距離にひっそり佇んでいるんです。最初レプリカかとおもいました。
よく見ると表情が見て取れるんです。
みんな色んな顔してるんですよ。かわいい。
こんな子たちも
目を凝らすと
芸術。全てが愛おしく感じます。ふくろうによっては木彫りの仏様に見え、自然に手を合わせていました。
理由はわからないのですが、顔パネしてるふくろうもいます(無理やり感はなし)
さらに定時に「撮影タイム」があって、200円を払えば可愛い鳥たちを自分の腕に載せることができるのです。わたしは大きなミミズクと記念撮影。
しっかりカメラ目線。しかも時々こっちを向いてくれて目があったりするんです。その距離30センチもないのでときめきマックス、愛おしい。
(こんな感じで目が合う)
さらに撮影の後には「後ろを触っていいですよ」と飼育員さんに促され毛並みの美しさを五感で体感。
ふくろうやミミズクはノー興味でしたが、特別な存在に変わりました。ふくろうカフェなんかより(行ったことないけど)かなり贅沢。
この花鳥園がパラダイスなこと、もうひとつ。「あれダメこれダメめ」も皆無なこと。よくよく観察すると、スタッフ自体があんまりいません。野外にある「エミュー牧場」なんてエミューしかいませんでした。
お客さんは勝手に牧場の柵を開け、エミューと遊びます。一緒に歩いたり。叩くなとか触るなとか一切表示ないけれども、お客さんはもちろん悪さもしないから全く怪我もしない。
エミューを真ん前から見ることも。
エミューって大きなクッションの背に首をもたれるように休むんですね。効率的。
インコのコーナーでも水鳥のコーナーでもお客さんは餌をやりながら鳥を頭に腕に載せてニコニコ。
こんな見たこともない水鳥も目の前をトコトコと歩いていて餌をあげたりできる。このトングのような嘴でパンパンえさを挟む姿が微笑ましい。
子供は水上をクルーズ。
フラミンゴもその辺を勝手に歩いている。
こんなパラダイス、日本にあったなんて!天国です、ただし鳥と花が好きな人に限る。
長くなりましたので私の主目的「ハシビロコウ」などについてはまた。