レトローカル旅

レトロに出会い、地域と繋がる、最高のひとり旅

いわきスイーツとそぞろ歩き

 

「港町はスイーツ文化が発達している」が持論です。

銚子、宮古気仙沼などで勝手に確信。ちょっと違うかもしれませんが 、鶴岡、山陰各地でも思いました。
想像するに、漁師さんがエネルギーを使うので甘いものを欲しがる?
ぼうろ、大判焼きなどの昔からの素朴なお菓子が売られていて、
そこから菓子文化が発達したのか、町のケーキ屋さんやカフェもレベルが高いと思うのです。これで一冊本が書ける!と本気で思ってます。。
 
いわきにもそれを感じました。
まず「ゼリーのイエ」。とても有名なお店です
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午前にはなくなってしまう、毎週末のオンラインショップも一瞬で売り切れる、と聞きました。
様々な味があり色合いも美しく、フォトジェニック。
それだけかと思いきや、きちんと美味しい。ゼリーの底や中に、違う味のババロアが入ってたりして、一度に色んな味が楽しめます。
 
手づくりにこだわり、季節によって材料の分量を変えるなど、丁寧に提供する姿勢にも、惹かれます。
 
またランチで入ったカフェのケーキもしっかり美味しかったです。
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このお店は全く観光地ではない、山側の田人町というエリアにひっそりとあります。カフェ、アートギャラリー、カレー屋さんが並んでいます。
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ここがいわきっぽいかというと全然そうではないのですが、こんなところから町の文化度が見えます。不定期に野外フェスもおこなっているそうです。

その他パンセやジェラートの美味しいお店もあり、またいわき湯本温泉にもお土産用の和菓子が充実しています。
 
そうそう、いわき湯本温泉にもぜひ。
少し鄙びた感はあるのですが、日本三大古泉のひとつであるだけあってお湯がとてもいいです。
 
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温泉街には足湯どころや共同浴場、江戸末期の建築を再現した立派な公衆浴場もあります。

そして温泉街の中心部には、「温泉神社」が。
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地下資源や医薬の神様が祀られている、丘から街を見下ろす鎮守様。
この写真を撮っていると「あなた、目の付けどころ、いいねえ」と地元の方がにっこり微笑んでくれました。
 
また震災で解体しまいましたが、古い芝居小屋もあったそうです。
全体的にレトロな街並みでノスタルジック、湯本駅から近いですし、良いお湯に浸かりつつそぞろ歩きも良さそうです。
 
旅に行ったら温泉と美味しいものはマスト。
これを十分満たし、海も山もあり、産業も発達し、でも哀しみがあり、そこから前を向いてる、色々な面を持つのがいわきの魅力だなあと僭越なら思いました。
 
地域を訪れることが応援になる面もあります。震災の色んな話も、訪れて、直にお話を聞くことではじめてわかったりします。
わたしもまたゆっくり訪れたいです。