麗しの有田焼
ブログをはじめようと決心したものの、
日々精一杯で、シゴトが終わったらグッタリ。
そしてちゃんとした記事にしなきゃと身構えてしまって全然更新できない・・
実力以上のことはできないので
マシにするのは後にして、まずはUPしていきます。。
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先日、有田焼と嬉野茶を知る佐賀県のイベントに行ってきました。
半分仕事、半分プライベート。
元同僚がモデレータになり、
有田焼の職人さんと嬉野茶の老舗のお店の方、どちらも女性にお話を聞き、最後には嬉野温泉&有田焼の旅の具体的な楽しみ方も教えてくれる、少人数の講座。
自分の興味のど真ん中なこともありますが、構成・内容がすばらしくて、充実の時間でした。
■かわいくても品がある有田焼
白い素地に繊細優美な絵付けで古くから国外で人気の有田焼。今は若手作家によるお手軽で生活にとりれやすいうつわも急速に増えています。伝統あるのに柔軟性があるのが有田焼の特長でもあります。
こちらは「おてしょ」皿。
手塩皿の意味で、直径11㎝以内のお小皿のことを有田ではそう呼ぶのだそう。
江戸時代に数多く作られ、その時代の優れた技術や情緒・センスを先人に学びつつ、今若手作家がたくさん作っています。
どれもこれも、可愛いいのに品があります。
繊細な技術や情緒を受け継いでいるから、そっと品がある。これなら使っていても飽きがこなさそうです。
お手頃なのでコレクションしたくなる。
しかし本来の職人さんの仕事は「むかしからの絵柄を再現」することだと、女性窯元職人さんはきっぱり。
そしてあんなに繊細な絵付けなのに、結構太い筆で書いているんです。
また絵付けには嬉野茶をつかっているそうです。
お茶のタンニンが絵具を水になじませるのだそうです。古人の知恵ですね。
窯元のお家のことも興味深かったです。
洗面所が普通に有田焼。
あの「ななつ星」と一緒。というか
ななつ星がこの生活文化をとりいれたんですね。
そして家にはかつて輸出したうつわを逆輸入したアンティークものが受け継がれており、お正月にだけ取り出して使うそうです。
有田焼は繊細で優美で格式高くて
<柿右衛門窯><今右衛門式窯>など窯元も歴史ありすぎて
ちょっと気遅れしていましたが
このちょっとの接点でだいぶ身近になりました。
おてしょ皿も湯呑みも、本当に程よい可愛さと品の良さで、
生活に取り入れたら、ほっとしそう。ちょっとだけ楽しくなりそう。
自分好みのうつわを佐賀に探しにいくことに決めました。