はじまりの嬉野茶
佐賀の続きです。
佐賀のお茶というのは、正直馴染みがありませんでした。
その昔、臨済宗の開祖栄西が中国からの帰途でこの地域に立ち寄って、茶の種子を蒔いたそうです。その後明の時代には 中国から移住してきた陶工が陶器を焼く傍ら、自分用に周辺で育っていた懐かしのお茶を栽培したとのこと。
中国から陶器もお茶も伝わっている。大陸に近い地理的環境を思うと、佐賀にはほかにも色んなルーツがありそうです。
嬉野茶の特長は釜入り茶なこと。
蒸したものより香ばしく、喉越しがよくてキリッとしています。しかし製品の均一化が難しく、好みも蒸茶になっているため、残念なことに生産工場は年々減っているそうです。
お茶の煎れ方も教えていただきました。
もちろん使うのは有田焼。
台湾茶のように、湯冷まし用ののうつわもあり驚きました。
80度以上だと渋みがでてしまうため、
一度冷ましてからお急須にいれるそう。
冷ましたお湯を60秒程浸して注ぎます。
注がれたのはとろーんとした美しい色のお茶で、香りも豊かで楽しめました。
お茶に囲まれた生活も知恵がたくさん。嬉野では、出がらしの茶葉に、お醤油やぽん酢をかけて普通に食べるそうです。
ビタミンEが豊富なので美容にもよしとのことで試してみましたが、色味てきにも菊が合いそうです。
またお掃除でも大活躍。よく畳を履くときに茶殻を使いますが、フローリングにも有効とのこと。ツヤがでるそうです。
エコで地に足がついた生活。いいですね。
有田焼と嬉野茶はセットみたいなものだそうです。確かに有田焼のうつわにとろんとした優しいお茶の色は映えます。
そしと嬉野といえば、嬉野温泉。
角質を滑らかにする美人の湯。
わたしも一度訪れたことがあり、お湯がよくて感動した記憶があります。
今回のイベントのメインは有田&嬉野の旅を女 誘うこと。一泊二日のおすすめのモデルコースもじっくり紹介。いいなぁとウットリ聴いてました(元同僚の説明が本当に上手!)
そうしたら!
最後にプレゼン抽選があり、
一緒に行った同僚が佐賀への往復航空券を当てたのです。
絶対行けないから、といって、譲ってくれました。
そうこうで有田&嬉野の旅は現実的になりましたので、リアルな旅を、後日UPします。