レトローカル旅

レトロに出会い、地域と繋がる、最高のひとり旅

【東京めぐり】無人な古本屋に行ってみる

f:id:tomokotrip:20190627195215j:image三鷹に「24時間営業の無人な古本屋さん」があり地域の取り組みのお手本になっていると聞いて、なにごとも百聞は一見の信条のため、通院帰りにそそくさと行ってきました。ブックカフェの企画を経験し、本屋色々が自分の中でブームだったのもあります。


JR三鷹駅から歩いて12~3分、シャッターも目立つけれども人通りも多い商店街の中に、目を凝らさないと見逃すような2坪の空間。看板もなし。

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中には無機質な本棚が6つ。

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本の並びはジャンルが分かれているようで、分かれていない。ジャンル別の表示もない。でもなぜか、あたたかな感じもします。

ほんわかしたパネルで利用の仕方を理解。

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お会計はガチャガチャ。本の裏面に表示された金額をガチャガチャに入れて、カプセルの中に入れてあるビニール袋に入れて帰ってね、というもの。

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人と人が触れ合う、思いを伝える、というのがお腹いっぱいなほど世の中の主流になっている中、これはこれで押し付けがましくなく、逆にいい!とおもいました。本好きなIT社員が副業としてスペースを作り、近所の人がそっと本を置いて行ったり、備え付けの木箱にお手紙が入ってたりするという。

人と人が直接合わなくても繋がり方ってあるし、何より人のコストに悩む時には良いスタイル。古本屋さんで座っている店主に逆に話かけづらいからお店に入れないこともあるし。

本を通して、空間を通して、繋がる。色んな展開のヒントになりそうです。