レトローカル旅

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【あおもりめぐり】<まちあるき>八戸のせんべい喫茶は究極のコミュニティサロン

八戸は早起きすると10倍楽しめる。

前に連れて行ってもらい、感動が忘れられない「せんべい喫茶」へ。

毎朝4時オープン、9時には閉める全国随一?の超早朝喫茶。

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まだ暗い明け方に灯火を発見。

外からもほっこり団欒なのが伝わってくる。

とりたて看板も見当たらないから、知る人ぞ知るのとっておきの場所。

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かつて「片町朝市」という50年以上続く歴史ある朝市が立っており、近くの南部煎餅屋さん「上舘煎餅店」が手焼きの南部煎餅とコーヒーを出していた。そこは朝市を楽しむ人の憩いの場になっていき、朝市が閉じた後もこの場だけが残ったという。

八戸の朝市文化を象徴する、貴重な産物。

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毎朝、近くから、人によっては車で20分もかけて集い、たわいもないおしゃべりをする。

ここは大人の早朝サロン!

毎日来ないと死んだと言われるからくるんだ、と常連さん。

夜にお酒を飲みながらだらだらより、なんて健康的。


人が訪れると店主の上館さんが煎餅を手焼きしてくれ、奥さんがコーヒーを出す。

ストーブの上のコーヒーはおかわり自由。

南部せんべい1枚お客さんはお皿入れにお金を入れる、というルールもあるらしい。

 

忘年会シーズン、常連さんの会費は15年間、据え置きだそう。

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このサロン、いえせんべい喫茶の素晴らしさは、常連さんだらけのなのに私のような観光客が1人で来てもウエルカム状態の懐の大きさ。

お客さんも次々と話しかけてくれ、心がほぐれる。

それもこれもお店のご主人と奥さまが、楽しくオープンマインドだから。

ご主人の姿勢が、お店の全てを作りだしています。

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こんな空間が近くにあったら、毎日が全然違うに決まっている、究極のコミュニティサロン。

 

お客さんがお店を、お店がお客さんを支える。こちらも全国のお手本となる、各地にあったらいい、大切なたからもの。