レトローカル旅

レトロに出会い、地域と繋がる、最高のひとり旅

弘前街あるき①ふつう編〜ひろさきはフランスです〜


洋館、教会、フランス料理、民工芸、珈琲文化。。津軽の厳しい風土を持ちながら独特の文化を持つ城下町、弘前
もう10年位ずっと憧れ続けていた町です。
岩手に用事があるこの機に、足ををのばしてみました。
そして弘前には違う目的も。気になる地域発街歩きツアーを小耳に挟んだからです。

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まずは自分で、弘前で味わいたかった場所をめぐります。

半日の街歩きで感じたことは
「風景はまるで、フランスの田舎の美しい村。
でも城下町ならではの情緒と津軽ならではの独特の歴史と文化がたくさん残っていて、街歩きには最高」ということ。
教会や洋館、喫茶店の場所が歩ける範囲にあるのも相当な魅力です。

弘前といえば、岩木山とりんごの風景。

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市郊外にある「りんご公園」は岩木山とりんご畑を一望でき、かわいいシードル工房もあります。その風景はフランスの田舎のよう。
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「藤田記念庭園」は実業家藤田謙一氏の旧邸宅。
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絵本にでてくるような洋館で、りんごたっぷりのアップルパイと成田専蔵焙煎のひろさき珈琲をいただきます。
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珈琲とカフェ好きなわたしも、美味しくてうなりました。
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弘前で珈琲文化が発達しているのは、江戸末期に藩士が蝦夷の北方警備に派遣された際、幕府からビタミン不足と浮腫み対策のために支給され、その影響で庶民にも浸透したそう。町のあちこちに、昔からの喫茶店があります。
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こんな町で学生時代を過ごせてたら、と思ってなりません。

ランチで試したフランス料理もとても素敵です。店内は洋食屋さんがちょっとかしこまったような気軽さ。ひとりで入っても浮かない感じです。
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そしてひとつひとつが優しい味で、りんごをそこかしこにちりばめていて、ほっこりと幸せな気持ちになります。ほほ肉のパイ皮の間にりんごの酸っぱさが入ってたり、デザートのシャーベットが果肉の入ったりんごシャーベットだったり。
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そして民工芸。根曲がり竹細工、こぎん刺し、津軽塗。。気になるものはいっぱいありますが、こぎん研究所を訪ねてきていっぱい質問してきました。
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そして街を歩けば、そこかしこに教会や洋館が点在。気になる建物もいっぱい。
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そんなこんなを解消してくれ、さらなる奥深い弘前を教えてくれる、街歩きツアーに午後から参加しました。
女子による女子限定ツアー。
女子、といっても
町の「かっちゃ」、お母さん、
奥さまである弘前のご婦人の視点で案内するの。
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これにてさらに弘前をずっと身近に感じることになるのでした