レトローカル旅

レトロに出会い、地域と繋がる、最高のひとり旅

北三陸ブルーに触れる①三陸鉄道と人とのちょっとした触れ合い


東北沿岸部に旅してほしい、という想いがずっとあります。
今回機会に恵まれ、北三陸を巡りました。

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盛岡からまずは岩手・久慈に向かいました。
ずっと気になっていた文化会館。黒川紀章設計であまりに大きく写真からはみでます。
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ここに小久慈焼や大野木工といった伝統工芸がちょこっとおいてありました。

三陸鉄道の旅ごごちを感じたい、と駅に向かいます。
駅前にはあまちゃんの舞台となった建物がリアルに残っていました。
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デパートといっても二階以上に廃墟感が漂い、たまらなく愛おしいです。

約1時間の電車旅、何か飲もうとした時におすすめされたのが地サイダー
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地元なサイダー会社が作った「さんてつ」オリジナルものです。
碧い瓶が美しいです。

宮古行きの列車に。佇まいと「宮古」の書体が、なんだか可愛らしい。
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17時台だったので乗客の大半が中高校生でした。ボックスに同席した久慈の病院帰りのお母さんと話しが弾みます。足として三陸鉄道がとても必要なこと、震災のとき三陸鉄道のどの辺りが大変だったのかを淡々と話してくれました。

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途中、本来の三鉄車両とすれ違うまでずっと停車
ゆっくりのんびり1時間。
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名勝「北山崎」の最寄り駅である「田野畑駅」で降りました。

今日の宿は駅からほど近い海沿いに立つ宿。
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名前はシブいですが、海の幸のお料理が美味しく、おもてなしもよくリピーターが多い宿です。この日も平日なのにほぼ満室でした。

全室海が見える部屋で、お風呂からも朝日や夕日をみることができます。
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お料理は名産であるアワビ、ウニなど海の幸豊富でありながら、ひとつひとつがちょこちょこしててなんとなく食べれてしまえるのが素晴らしいです。
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ウニごはんといちご煮の〆で、そんなに高くないお宿代なのが嬉しいです。
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家族を連れてきたいなと思いました。
部屋に戻り、地元の方が差し入れしてくださったのも碧い瓶。
「酔仙」の日本酒スパークリングです。
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瓶たちは碧い空と海が影響されているのでしょうか。
1日をご一緒した地元女子とたくさんお話すると、たくさんキュンとすることがありました。
岩手にも各地域に地酒があるのですが、各地酒の特長をよくわかっていて、気分に応じて選んだり。居酒屋でも家でも、飲む時は必ず岩手の地酒だいう。
そしてお箸は浄法寺塗を使っていたり、おうちでビールを飲む時は小久慈焼、大野木工のお椀は絶対に傷つかなくて使いやすい、ふと見るとブレスレットやネックレスが久慈の琥珀だったり。
当たり前のように地域のものを愛して、暮らしている様子が、
故郷のない私からすると
カッコよく、そして羨ましいのでした。