レトローカル旅

レトロに出会い、地域と繋がる、最高のひとり旅

【東海道めぐり・浜松】<おみやげ>くせになる!体にも優しい女性の味方「あげ潮クッキー」

このためだけに浜松駅にわざわざ降りたこともある、大大好物の「あげ潮」。浜松在住の女性に、おみやげにといただく。

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浜松の老舗「まるたや洋菓子店」が昭和20年代に、当時珍しかったコーンフレークをまぶしたクッキー。揚げたようにぱりっとしているけれどノンフライ、とっても素朴で甘さ控えめ。パッケージもとんでもなくかわいらしく、完璧なお土産です!

【大阪めぐり】<ごはん>大阪の味 はこれ。自由軒の名物カレー

暑すぎて逃げるように大阪を去りましたが、ここだけは寄る。
大阪初の西洋料理店、自由軒の名物カレー。

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明治、大正、昭和の流れを感じる味。カレーとごはんがたっぷり絡みあう。

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向かいに座っていたコテコテの大阪のおっちゃんが食べ方を教えてくれた。一口そのままあじわって、特製ソースをかけてぐちゃぐちゃにして食べる。

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お、お、おいしいっ!自分史上忘れられないカレーとなる。また大阪行くことあったら何がなんでも食べる🤭
#大阪 #自由軒カレー #名物カレー #レトロめぐり

【あおもりめぐり】温泉と緑の旅②楽しい青森屋

あおもりの温泉のひとつ、「青森屋」に泊まってきました。

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そこは「青森屋」という名の通り、青森独自の魅力を全力で伝え、「あおもりらしさでおもてなしをする」熱烈エンターテイメント的パラダイスでした!全国各地の知り合いという知り合いに「青森の魅力がつまってるから泊まってみて!」と勝手に宣伝したい気分です。

 

変な時間帯にタクシーでポツンと到着したのに、女子4人の笑顔とお手振りでお出迎え。

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若い、かわいい。制服にはこぎん刺し。

チェックインのおもてなしは、リンゴの形をした八戸焼にシャイニーアップルジュース(多分)。

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フロントのパソコンにさりげなく南部菱刺しのカバーも。「地域の財産をあちこちに盛り込みまくってるなー」と早くも感心。

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フロントを抜けたところにある古民家のくつろぎを表した休憩スペース「囲炉裏ラウンジ」星野リゾート的。

 

でも「青森屋」は、このような星野的要素もありながら、地域性を表すために思いっきり振り切っているんです。

青森屋的メイン(多分)は「じゃわめく広場」。

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 この回廊を抜けると、ワクワクが始まります。

八戸の銘酒「八仙」や弘前のシードルーを気軽に試せる居酒屋がお出迎え。浴衣や作務衣で気軽に乾杯できます。

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ここを通り抜けると、大江戸温泉的パラダイス。

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金魚ねぷた弘前ねぷた、青森ねぶたの壮大な演出もありながら、浴衣どころやホタテ釣り、昭和的遊び場など楽しめる要素いっぱい。

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ショップも充実、見事に洗練されたお土産が並んでいます。青森屋のオリジナル商品もたくさんで、八戸の南部せんべいにご当地三沢のごぼうを混ぜたものも。ここまで、半ば無理矢理ご当地感を出してくれると感謝しかありません。

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夕食後にはここの広場で津軽三味線や南部民謡、知っている人は少ない五所川原生まれの「スコップ三味線」が愉しめるショーも堪能できます。わたしはかなり本格的な津軽三味線に聞き惚れ、涙しました。民謡もやっぱりいい。いいものはいい。

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回廊には「八仙」や津軽塗の作り方や様々な塗り方を紹介するショーウィンドウもあって、感動。地域の財産をきちんと伝えてくれています。

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宿泊者の大半が中国人、韓国人だったのですが

これがきっかけで「津軽にも行ってみよう」と思ったり、「八仙」を知り、海外にも広がったら、と思うと、嬉しくなりました。

 

夕食はバイキングだったのですが、郷土料理や青森の素材をふんだんに広い、提供。演出の仕方も秀逸。食べながら、楽しめる。

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スイーツに「豆しとぎ」まで。

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温泉も最高。露天風呂「浮湯」は滝を見ながら森の中にいるようで、内湯はヒバ。

ぬるぬるの泉質なので滑りやすいのが難。わたしは滑って腰にアザができました。

 

何よりおすすめしたいのは、施設内にあるけれどバスで行く「元湯」。

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トロトロのお湯で、お肌も滑らかになりそう。日帰り入浴施設にもなっていて、休憩所も落ち着く。

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ここは元々「古牧温泉」の古牧温泉ホテル。2004年の倒産後、星野リゾートが再生。

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施設、ハードは古牧温泉のままでお部屋も昭和感が否めないけれど、その分、ハートで精いっぱい補って演出して、地域の魅力を引き出して究極のおもてなしをしています。

星野系にしてはお手頃価格の青森屋、一度楽しんでみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

【あおもりめぐり】温泉と緑の旅③田代平湿原と秘湯 八甲田温泉

あおもりめぐり、温泉と緑の旅。「八甲田」「十和田八幡平国立公園」といったら、田代平湿原と八甲田温泉も外せません。

八甲田北東部に位置し、高層湿原が広がる田代平は青森市の天然記念物でもあります。酸ヶ湯温泉からも車で30分ほど。

ここ、手つかずの自然と一体になれる、絶好の場所、穴場だと思うのです。

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湿原まで行く道も魅力。小川の心地よい音を聴きながら、かわいいお花や水苔にワクワクします。

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遊歩道は1時間ほどで回れます。八甲田の山々と季節の湿原植物を楽しみながら緑を楽しみます。

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この絶景、緑も良いけれど、紅葉だったらきっと泣いちゃうのではないか。

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わたしたちが訪れた日は休日だったにもかかわらず、3組くらいしかヒトに会いませんでした。県内では有名だし観光スポットだけれど、穴場感満載。人がたくさんの尾瀬湿原散策より全然いいんじゃ。。ないでしょうか。

 

ひと汗かいてあとは、田代平湿原木道入口にある秘湯、「八甲田温泉」へ。

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11 月中旬から4月中旬は閉鎖されているまさに秘湯。

見た目は秘湯感満載ですが、入ると、いらっしゃいませーと、酸ヶ湯と同じく、明るく居心地がよいです。

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龍神の湯」と外湯の「らむねの湯」があり、炭酸泉好きななわたしは「らむねの湯」を選択。

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以前訪れた時より立派になっている!

お湯も、らむねの湯にありがちな低温ではなく、程よく温かでいつまでも入っていられる。プチプチと身体に泡がまとわりつくのも、気持ちよい。大分の「ラムネの湯」も素敵だったけれど、心地良さはこっちだなー。

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一緒にお風呂に入っていた県内の方々との会話も楽しい。県内のいろんな温泉にいっているので情報がたくさん。

そのお話によると八甲田温泉も2011年の震災で建物も影響を受け、お湯も建物もリニューアルしたということ。

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いつか紅葉の時期に訪れて、散策してゆっくり泊まってみたいです

 

 

 

 

 

【あおもりめぐり】温泉と緑の旅②酸ヶ湯温泉に泊まる

酸ヶ湯温泉に泊まってきました。

酸ヶ湯に泊まったらよかった!という声をちらほら聞くようになったからです。

 

開湯300年、温泉地の東の横綱、湯治場として知名度は抜群。実際何度も訪れていますが、名物「ヒバ千人風呂」が混浴のため入れず、行っても味わっていないという中途半端な思いでした。

それに本来「湯治場」であるから、ちょっと暗い、雑なイメージもありました。

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しかし泊まると決めて改めて訪れてみると、チェックインの時からスタッフさんもハキハキ元気で、清掃も行き届いていてなんだか心地よい。泊まっている人がなんだか和気藹々でみんな楽しそうで、全体的に明るいのです。

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通された棟には湯治場らしく炊事場もあるのに、奥には旅館らしい寛げるスペースもあり。

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酸ヶ湯温泉棟方志功の縁や青森関係の本も置いてあって、わたしにはパラダイス。

お部屋も廊下もきれいで、Wi-Fiも飛んでいるしわたしも女性にもおススメできます。

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何度と意を決しては挫折した「ヒバ千人風呂」は、いつの間にか「朝8ー9時と夜8ー9時」が女性専用タイムになっていました。これは300年の歴史上画期的なことでははいでしょうか。宿泊者の特権でもあります。

この女子風呂にしてもWi-Fiにしても、酸ヶ湯温泉がニーズに合わせて努力されているのが見受けられます。

居心地よいから、お客さんも多分明るいのだと。

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目の前にある顔パネルが秀逸。

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あゝ気兼ねなく入れる心地良さ。

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寒い冬に身体を温めに来た人、どこかを痛めてしんどい思いで人。。このお風呂に300年の間、どれだけの人がどんな思いで入っていたんだろう、と自然に思ってしまう厳かさがありました。実際神棚もあり。

お湯は、「あーこれは強めの病気や冷え性ひ効くかも」と思うような硫黄たっぷり強め。調子が悪かったわたしには少し強すぎて、長く入っていられませんでした。

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ご飯も海の幸山の幸色々で、たくさんの人をまかなっているから乾いたお料理も多いのですが

ここは湯治場なのでこれも情緒。お味噌がいいのかお味噌汁が美味しかったです。

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八甲田の自然に囲まれて、このお湯でゆっくりくつろぐ。まさに保養。国民保養地第一号になったのも納得。わたしも宿泊後は近くの蓮沼や田代湿原をゆっくり散策して夏の緑を満喫、日常をすっかり忘れ、ザ夏休み的な現世をすっかり忘れた時間を過ごしました。これって相当贅沢なこと。

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少し疲れてしまった女子に「いっそ酸ヶ湯まで行って、周辺の自然にも戯れて、ゆっくりしなよ」とおススメしたい場所。いやー贅沢。

 

 

 

 

【大阪めぐり】<ごはん>毎回感動のお好み焼き「きじ」

大阪はいつまで経っても初心者。知り合いもいないいつも同じところへ。きじ@梅田。

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目の前で焼いてくれる姿は、改めてみると美しい。外国人にとってはこのパフォーマンスがクールだろうなあー   東京に丸の内店ができたようだけど、本店は屋台のような昭和なビルの一角にあるのもステキ。

しかし大阪、関西方面に弱い。若い頃大阪で修行すればよかった。もう少し仲良くなりたい!

 

【あおもりめぐり】温泉と緑の旅①蔦温泉と蔦沼

あおもりのゴールデンルートを改めて巡りました。目的は温泉と緑の癒し、そしてあおもりの価値を改めて発見するためです。。あおもりの魅力はアートや手しごとなどの文化もありながら、根強く温泉、そして濃く深い自然のチカラがあると思うからです。

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まずはわたしの中の温泉ランク1位の蔦温泉

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奥入瀬渓流ちかくにある、ブナの森の中の一軒宿。かつての文豪が愛した宿であり、鄙びた感じでありながら風格があります。

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蔦温泉の魅力は、源泉の上に浴槽があり湯船の底から温泉がプクプク出てくるから、足元から腰からじんわりあたたまること。浴槽のブナ材の香りも源泉と馴染んで心地よい。

泉質も強すぎなく柔らか。

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温泉に浸かっただけでもさっぱり感がたまらないのに

お風呂から入った後の休憩所「楓の間」の時間が至福。

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蔦のの森の緑が目にやさしく、さわやかな風を受けて涼むことかできます。

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備えてある麦茶と水も温泉水だから。格段にまろやか。

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この蔦温泉の敷地内から「蔦の森」遊歩道コースがあり、すぐに蔦沼に辿りつけます。

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生憎の逆光でイマイチでしたが、言わずと知れた絶景。絵の中に入り込んだようなここちになれる場所。紅葉のシーズンに訪れてみたい。